超簡単!標準アプリ使用方法(初級編)
ここでは最も基本的な動作の確認をします。
以下の実体配線図の通りに接続をして、まずは動かしてみましょう。
配線接続の手段
接続方法は好みに応じて選択してください。
スイッチ、LED、可変抵抗器等の部品が実装され配線済みのTWELITE STAGE BOARD 2枚とその他必要な製品をセットにしたTWELITE入門セット STARTER KIT もご用意しております。
デジタル信号通信の接続例(無線リモコンでLEDをオンオフする。)
親機のデジタル入力にスイッチを接続し、子機のデジタル出力に接続されたLEDを制御する例です。
動作
親機のスイッチをオンにすると子機のLEDが点灯し、親機のスイッチをオフにすると子機のLEDが消灯します。
解説
この動作は親機のDI1(デジタル入力1)の1または0の値が子機のDO1(デジタル出力)から出力する機能を使用して実現しています。デジタル入力と出力はそれぞれ4個ありますので、親機のDI2、DI3、DI4と子機のDO2、DO3、DO4を接続例と同様に配線する事でスイッチとLEDを4個まで増やすことができます。
親機のみM1(モード設定ビット)をGND(電源のマイナス側)に接続してください。
初期設定では未使用のAI(アナログ入力)端子は全てVCC(電源の+側)に接続してください。
LEDには極性があります。逆に接続しないように注意してください。
抵抗は必ず接続してください。LEDに適切な電流が流れるように調節する電流制限抵抗です。
設定変更モード(インタラクティブモード)により、設定を変更すると未使用のAI(アナログ入力)端子のVCC(電源の+側)への接続を省略することができます。
- 子機を複数台並べて、親機のスイッチで全ての子機のLEDを同時に点滅させることができます。
- スイッチにはリードスイッチや接点入力を使用できます。
- LEDのかわりにブザーやリレーを接続することができます。
出力電流について
デジタル出力の駆動能力は以下の通りです。これ以上の電流を流すことはできません。故障の原因になります。大電流を流す場合はトランジスタ等を使用して下さい。
電源電圧 | 駆動能力 |
---|---|
2.7V~3.6V | 4mA |
2.2V~2.7V | 3mA |
2.0V~2.2V | 2.5mA |
TWELITE 2525Aを子機にする
TWELITE 2525Aを子機として親機を制御することができます。
アナログ信号通信の接続例(無線リモコンでLEDの明るさを変える。)
親機のアナログ入力に可変抵抗器を接続し、子機のPWM出力に接続されたLEDを制御する例です。
動作
親機の可変抵抗器の値に応じて子機のLEDの明るさが変化します。
解説
この動作は親機のAI1(アナログ入力1)の値が子機のPWM1(PWM出力)から出力する機能を使用して実現しています。親機のAI2、AI3、AI4と子機のPWM2、PWM3、PWM4を接続例と同様に配線する事で可変抵抗器とLEDを4個まで増やすことができます。
親機のみM1(モード設定ビット)をGND(電源のマイナス側)に接続してください。
初期設定では未使用のAI(アナログ入力)端子は全てVCC(電源の+側)に接続してください。
設定変更モード(インタラクティブモード)により、設定を変更すると未使用のAI(アナログ入力)端子のVCC(電源の+側)への接続を省略することができます。
- 子機を複数台並べて、親機の可変抵抗器で全ての子機のLEDを同時にコントロールすることが出来ます。
- 子機にフルカラーLEDを接続し、親機に3つの可変抵抗器を接続し、RGB(赤、緑、青)のそれぞれの色をコントロールして様々な色を出すことが出来ます。
アナログ入力について
アナログ入力は0~2.0Vで動作します。この例では電源電圧を半固定抵抗(10KΩ)と抵抗(10KΩ)で半分に分圧しています。初期値では可変抵抗器用に調節したPWM出力値になります。計算式は以下の通りです。
デューティー(%)= 115 X 電圧 / (電源電圧 / 2)ー 5
(100以上は100、0以下は0)
設定変更モード(インタラクティブモード)のオプションビットを設定することでPWM出力を0-1800mVでフルスケールにすることもできます。約1800mV以上は未使用に定義されています。
注意:PWM2, PWM3について
PWM2, 3 はアプリ・ファームウェア書き換え時に利用する PROGRAM ピンなどと共有しているため、上記のLED配線をした場合、条件などにより正しく始動できない場合があります。PWM3の使用を控えるか、以下のリンクに示す情報に基づいた設計や設定を行ってください。
双方向デジタル信号通信の接続例(双方向リモコン)
信号通信は親機から子機のみではなく、子機から親機に対して行えます。双方向でデジタル通信を行う例です。
動作
親機のスイッチをオンにすると子機のLEDが点灯し、親機のスイッチをオフにすると子機のLEDが消灯します。子機のスイッチをオンにすると親機のLEDが点灯し、子機のスイッチをオフにすると親機のLEDが消灯します。
解説
この動作は親機のDI1(デジタル入力1)の1または0の値が子機のDO1(デジタル出力1)から出力する機能を使用して実現しています。デジタル入力と出力はそれぞれ4個ありますので、親機のDI2、DI3、DI4と子機のDO2、DO3、DO4を接続例と同様に配線する事でスイッチとLEDを4個まで増やすことができます。
同様に子機のDI1(デジタル入力1)の1または0の値が親機のDO1(デジタル出力1)から出力する機能を使用して実現しています。デジタル入力と出力はそれぞれ4個ありますので、親機のDI2、DI3、DI4と子機のDO2、DO3、DO4を接続例と同様に配線する事でスイッチとLEDを4個まで増やすことができます。
親機のみM1(モード設定ビット)をGND(電源のマイナス側)に接続してください。
初期設定では未使用のAI(アナログ入力)端子は全てVCC(電源の+側)に接続してください。
設定変更モード(インタラクティブモード)により、設定を変更すると未使用のAI(アナログ入力)端子のVCC(電源の+側)への接続を省略することができます。
アナログ信号も同様に双方向通信ができます。
中継機(通信距離を延長する。)
中継機を親機と子機の間に設置する事で通信距離を延長することができます。
動作
中継器は親機または子機が送信したデータをそのまま送信します。中継機に設定した場合、中継機上の入出力信号は使用できません。中継は3段(3ホップ)です。 (Ver1.6.5以前は1ホップ中継です。)