特殊ピンの取り扱い
TWELITE で特別な振る舞いをするピンについて解説します。ハードウェア設計時には参照ください。
SPIMISO (別名: DO1, 標準アプリ名: PWM3)
本ピンは出力ピンとして利用されることが多いピンですが、モジュール電源投入やリセット時に入力ピンとして振る舞い、その時 Lo 側の電圧判定をされた場合、モジュールがプログラムモードとして起動します。
本ピンの始動時の電圧に気をつけてください。
- 標準アプリケーションの場合 (PWM3 --- 抵抗 --- LED ---GND) では起動時に GND 側の不定な電圧を持つことになります。全PWMポートを (VCC --- 抵抗 --- LED --- PWM?) にし、オプションビット (00010000, PWM 波形を反転する) を設定します。
SPICLK (別名: DO0, 標準アプリ名: PWM2)
本ピンは出力として利用されるピンです。外部からの電圧印加を行うと(ある程度の出力インピーダンスがあったとしても)、TWEモジュールがプログラムモードに遷移しないといった現象が報告されています。
LEDやトランジスタなどの接続では、始動時やスリープ回復時に中間的な状態となり、正常動作しない場合があります。常に Vcc 側にプルアップされるような外部回路構成を推奨します。
DIO0 (別名:ADC3), DIO1 (別名: ADC4)
これらのピンはアナログ入力と共用されています。ファームウェア上で注意点としては、AD読み出し時に内部プルアップを無効にしておく必要があります。
ADC2 (別名: Vref)
ADC2 は基準電圧の入力用として利用できます。利用にはソフトウェア上の実装が必要になります。
なお、基準電圧を出力するピンはありません。
GNDピン
SMD 版 28, 30-32 ピンの GND は接続を推奨しますが、未接続での運用も可能です。未接続であっても、無線性能の顕著な変化は観察されていません。