遠隔操作(リモートコントロール)
制御信号(コマンド)を送信することですることでモノを操作することができます。
実現すること
様々な装置に接続し、多様なモノを操作することができます。
例えば、装置の電源をON/OFFをしたり、操作したりすることができます。
実現方法
TWELITE 親機をパソコンやシングルボードコンピューターのUSBポートに接続することで複数の TWELITE 子機を遠隔制御(リモートコントロール)することができます。
TWELITE 子機にLED、ディスプレイ、モーター、ファン、ブザー、リレー等の様々なデバイスを接続してパソコンやシングルボードコンピューターから制御コマンドを入力し制御できます。
USBで接続されたデバイスから TWELITE 親機はシリアルポートに見えますので、データのやりとりが標準的な方法で行えるため、パソコン、シングルボードコンピューター側のアプリの開発が容易です。
TWELITE 子機にLED、ディスプレイ、モーター、ファン、ブザー、リレー等の様々なデバイスを接続して、 TWELITE 親機に接続されたスイッチ等で制御できます。
双方向でコントロールできる超簡単!標準アプリ(App_Twelite)を用意しております。
また、リモコンに特化したリモコンアプリ(App_IO)もございます。
制御コマンドの送信
TWELITE 親機の準備
パソコンまたはシングルボードコンピューター等を親機とし、子機を制御する例を以下に説明します。
- パソコン、シングルボードコンピューターにTWELITE STAGE SDKをダウンロードしてインストールする。
- TWELITE 親機にTWELITE STAGE APPを使用して親機・中継機アプリ(App_Wings)を書き込む。
- インタラクティブモードで周波数チャネル、アプリケーションID等を設定する。
詳細はTWELITE STAGEをご参照ください。
TWELITE STAGEを使用する場合
TWELITE STAGE APPを使用すると画面上のインターフェースで制御コマンドをTWELITE子機に送信することができます。
TWELITE STAGE APPはターミナル機能もあります。
- パソコンまたはシングルボードコンピューター、タブレット端末を用意する。
- 端末のUSBポートに TWELITE 親機を接続する。
- TWELITE STAGEをインストールしてTWELITE STAGE APPを起動する。
- メインメニューからビューア → コマンダーを選択する。
ターミナルソフトウエアを使用する場合
汎用のターミナルソフトウエアでコマンドを送信することもできます。
- パソコンまたはシングルボードコンピューターを用意する。
- 端末のUSBポートに TWELITE 親機を接続する。
- 接続しているシリアルポート名(WindowsではCOMポート)を調べて設定する。(Windows の場合はデバイスマネージャを用いるのが簡単です。)
- 端末上でターミナルソフトウエア( TeraTerm等)を起動する。
- ターミナルソフトウエアの通信設定を「115200bps/8bit/パリティ無し/ストップビット1/フロー制御なし」にする。
- 終端(改行コード)はCR+LFに設定する。
- ローカルエコーはOFFに設定する。
操作例(パソコンからLEDをオンオフする。)
TWELITE DIP(初級編)で行った「無線リモコンでLEDをオンオフする。」の親機のスイッチをオンオフする代わりにパソコンにコマンドを入力して子機のLEDをオンオフしてみましょう。
ターミナルソフトウエアに以下のコマンド列を入力することによりLEDを制御できます。 コマンドは先頭文字がコロン(:)で終端はCR(0x0D),LF(0x0A)です。子機の論理デバイスIDが78(初期設定値)の例です。相手が親機の場合は00に、論理デバイスIDを変更している場合は78の代わりに設定した値を入力して下さい。
LEDをオンにする
:7880010F0F0000000000000000E9 (DO1、DO2、DO3、DO4全てをオンにする)
:7880010101000000000000000005 (DO1のみを制御対象にしてオンにする)
:78800104040000000000000000FF (DO3のみを制御対象にしてオンにする)
:78800105050000000000000000FD (DO1、DO3のみを制御対象にしてオンにする)
LEDをオフにする
:788001000F0000000000000000F8 (DO1、DO2、DO3、DO4全てをオフにする)
:7880010001000000000000000006 (DO1のみを制御対象にしてオフにする)
:7880010004000000000000000003 (DO3のみを制御対象にしてオフにする)
:7880010005000000000000000002 (DO1、DO3のみを制御対象にしてオフにする)
コマンドの詳細は「相手端末の出力を変更:コマンド 0x80」をご参照下さい。