
加速度、磁石センサータグTWELITE® CUE-トワイライトキュー

品名:TWELITE CUE BLUE
型番:MW-B-CUE-0
JAN:4589512171119

従来品(TWELITE 2525A)
従来品のTWELITE 2525Aは新規採用非推奨とさせていただきます。保守対応としての販売は継続いたしますが、新規採用の場合はTWELITE CUEをご検討ください。
TWELITE CUEはTWELITE 2525Aに比べ以下の特徴があります。
- 標準出力 BLUEの他に高出力 REDが選択できる。
- 更に消費電流が少ない。(1分間に1回タップを検出して親機に無線送信した場合、電池寿命はTWELITE 2525Aで0.4年、TWELITE CUEで3年)
- 加速度センサーに加えて磁気センサを内蔵している。
- 一体型の基板アンテナ(MW-A-P1934)を搭載している。
- 専用ケースが付属している。
TWELITE CUE & MONOSTICKセット

品名:TWELITE CUE BLUE SET
型番:MW-S-B-CUE-MSB
JAN:4589512171133

TWELITE CUE-トワイライトキューが送信したデータを受信するための親機が必要です。親機として動作するMONOSTICK-モノスティックとのセットです。
概略
TWELITE CUEは無線マイコンTWELITE、3軸加速度センサー、磁気センサー、コイン電池ホルダ、アンテナをワンパッケージにしたものです。専用ソフトウエア キューアプリ(App_CUE)があらかじめ書き込まれており、コイン型電池(CR2032)を入れるとすぐに動作を開始します。省電力で年単位の連続稼働も可能です。
無線タグを活用するアイデアを持っているがハードウエアやソフトウエアは苦手、または開発リソースが限られているという場合に最適です。
TWELITE CUEはよく飛び、電池長持ち、小型な無線タグです。

実現すること

モノに装着し、動き(衝撃、振動、傾斜、転倒、移動、開閉)を無線で送ることができます。モーター、コンプレッサー、ポンプ等に取り付けて振動をモニターし、稼働状況モニターや予知保全等に利用できます。

モノに装着し、定期的なビーコンを送信し、受信した無線信号の受信電波強度により大まかなモノの位置(存在検知、近接検知)を知ることができます。

モノに装着し、磁石の有無で開閉を知ることができます。戸締りの確認を行ったり、ドア等の開閉を知ることにより人の行動を知ることができます。また、工場設備に取り付けて稼働状況を知ることができます。

リモコンとして向きを変えたりタップすることにより、離れたモノを操作する信号を送ることができます。
特徴
機能
加速度センサーで動きを検出
動作センサーPALはX、Y、Zの3軸の加速度が取れるセンサーを搭載しています。X、Y、Z方向の動きを検出できます。









磁気センサーで開閉を検出
磁気センサーで磁石の近接を検出できます。

例えば、ドアや窓の開閉部の片側にTWELITE CUEを取り付け反対側に磁石を取り付けると、開閉を知ることができます。その他の応用例として操作レバーや窓の鍵レバーの位置を知ったり、装置の可動部を監視したりすることができます。
各部の説明
❶ TWELITE
TWELITE-トワイライトはセンサーの値を読み取ったり無線でデータを送受信する無線マイコンです。
❷ LED
相手側の端末からLEDを点灯・消灯させることが出来ます。
❸ 7Pインターフェイス
アプリの設定や書き込み時に使用するための標準インターフェイスです。
以下は信号ピンの対応表です。
名称 | 信号名 | TWELITE DIP | TWELITE(SMD) | 説明 |
---|---|---|---|---|
GND | GND | 1, 14 | 20, 28, 30, 31, 32 | 電源のマイナス側 |
TXD | DIO6 | 10 | 8 | シリアル通信線(PC側はRX端子に接続) |
PRG | SPIMISO | 7 | 2 | GNDに接続してリセットし、開放またはVCCに接続するとプログラムモードに遷移 |
RXD | DIO7 | 3 | 9 | シリアル通信線(PC側はTX端子に接続) |
RST | RESETN | 21 | 21 | GNDに接続するとリセット |
VCC | VCC | 28 | 5 | 電源のプラス側 |
SET | - | - | - | 拡張制御信号 |
❹ 加速度センサー
XYZの3方向の加速度を検出するセンサーです。
❺ I2C拡張端子
I2Cセンサーを拡張するための端子です。
❻ 磁気センサー
磁石の近接を感知するセンサーです。磁石の極性がSかNかの判別もできます。
❼ 電池ホルダー
CR2032用の電池ホルダーです。
❽ 基板アンテナ
基板アンテナ(MW-A-P1934)です。基板上に回路パターンで構成されたアンテナです。
使用方法
電池を入れる
CR2032電池の+側を電池ホルダー(+)の向きで差し込みます。TWELITE CUEのLEDが3回点滅すれば正常です。
起動後は5秒毎に送信をし、送信時にLEDが1回点滅します。(送信間隔は設定で変更可能)


ケースへ入れる
丸印で示したようにケースの縁にある爪に引っ掛けて収めてください。



ケースを開ける
ケースの切り込みにコインを差し込みこじ開けてください。

TWELITE R2との接続
アプリを書き換える場合はTWELITE R2が必要です。向きに気を付けて、以下のようにTWELITE R2を「❸ 7Pインターフェイス」に接続してください。

OTA設定(Over the Air Settings)
OTAとはOver the Airの略です。非接触での通信を意味します。OTA設定はインタラクティブモードでの設定をケーブル接続不要で行う機能です。(アプリを書き換えることはできません)
OTAを実行するにはMONOSTICK-モノスティックが必要です。
TWELITE CUEの「❸ 7Pインターフェイス」にTWELITE R2を接続してインタラクティブモードで設定を行うことも可能です。アプリを書き換える場合はTWELITE R2が必要です。
OTA設定手順
- TWELITE STAGE APPを起動する。
パソコンにTWELITE STAGE SDKをインストールし、MWSTAGEフォルダ内のTWELITE_stageファイルをダブルクリックする。 - MONOSTICKにOTA設定用のアプリを書き込む。
TWELITE STAGE APPのトップメニューから
2: アプリ書換 → 3: TWELITE APPS ビルド&書換 → 2: App_CUE_OTA
を選択する。 - インタラクティブモードで設定値を入力する。
TWELITE STAGE APPのトップメニューから
3: インタラクティブモード
を選択して値を変更し保存する。 - OTA設定を実行する。
MONOSTICKから約20cm以内の距離で、TWELITE CUEの「❻ 磁気センサー」に磁石を近づけたり遠ざけたりを5回以上繰り返すとCUEの「❷ LED」とMONOSTICKのLEDが点滅しOTA設定が完了する。 - MONOSTICKに親機・中継機用アプリ Wingsに書き戻す。
TWELITE STAGE APPのトップメニューから
2: アプリ書換 → 3: TWELITE APPS ビルド&書換 → 9: App_Wings
を選択する。 - インタラクティブモードでMONOSTICKの設定をする。
MONOSTICKの周波数チャネル、アプリケーションID等の変更が必要な場合はTWELITE STAGE APPのトップメニューから
3: インタラクティブモード
を選択して値を変更し保存する。
アプリの書き換え
TWELITE CUEには出荷時に専用ソフトウエア キューアプリ(App_CUE)が書き込まれていますが、再度書き込みたい場合や最新版に更新する際は以下の手順で行ってください。
- TWELITE CUEにTWELITE R2を接続する。
- TWELITE STAGE APPのトップメニューから
2: アプリ書換 → 3: TWELITE APPS ビルド&書換 → 1: App_CUE
を選択する。
親機・中継機の準備
通信相手として親機が必要です。通信距離を延長する場合は中継機が使用できます。親機、中継機にはMONOSTCK - モノスティックを使用することができます。(TWELITE DIP等も使用できます。)
MONOSTCK - モノスティックのアプリは親機・中継機アプリ Wings-ウイングスのバージョンv1-01-4以上を書き込んでください。

動作確認をする
TWELITE CUEを動かしたり、磁石を近づけたりして、パソコンに接続したMONOSTICKで受信したデータを確認してみましょう。
TWELITE STAGE SDKをインストール
まず最初にTWELITE STAGE SDKをパソコンにインストールしてください。
TWELITE STAGE APPを起動
- MONOSTICKをパソコンのUSBポートに接続する。
- インストールしたTWELITE STAGE SDKのMWSTAGEフォルダ内の以下のファイルをダブルクリックする。
・TWELITE_stage.exe(Windows)
・TWELITE_stage.command(MacOS)
・TWELITE_stage.run(Linux)
起動するとUSBに接続されたMONOSTICKが画面上に表示される。 - シリアルポート選択画面から1: MONOSTICKを選択する。
- デバイスを選択するとTWELITE STAGE APPのトップメニュー画面が表示される。

ビューアを選択
トップメニューから1:ビューア → 4: CUEビューアを選択する。

TWELITE CUEを動かす
- 動かすとイベント=ムーブになります。
- 動かし続けるとイベント=シェイクになります。
- 動きに応じて加速度の値(X,Y,Z)が変化します。
TWELITE CUEを静止させる。
- 静止させるとイベント=ダイスになり、上面の値をサイコロで表示します。
磁石を検出させる
- 磁石のN極を磁気センサーに近づけると「磁石 [N極]」と表示されます。
- 磁石のS極を磁気センサーに近づけると「磁石 [S極]」と表示されます。
- 磁石を磁気センサーから遠ざけると「磁石 検出なし」と表示されます。
設定を変更する
TWELITE CUEの初期設定は全てのモードが試せるCUEモード、定期送信の間隔は5秒です。電池寿命を伸ばすには送信間隔を長くするかモードを変更してください。
複数のTWELITE CUEを使用

論理デバイスID(デバイスID)は各端末を識別するために使用します。
1つの親機に対して複数のTWELITE CUEを通信させる場合はそれぞれを異なったデバイスID(1~100)に変更してください。初期設定は1です。
最大接続数の詳細説明は以下をご覧ください。
複数のグループを作成

アプリケーションIDは無線ネットワークをグループ分けするためのIDです。
複数のグループを作る場合はグループ毎に異なったアプリケーションIDを割り振ってください。グループ内の全ての端末(含む親機・中継機)は同じアプリケーションIDにしてください。各端末は同じアプリケーションID間でのみ通信します。初期設定は0x67720102です。
周波数チャネルの変更

無線通信をするためには同一の周波数チャネルを使用する必要があります。異なった周波数チャネルを使用している場合は通信できません。他のシステムと混信させないために周波数チャネルを変更することができます。周波数チャネル番号(11〜26)の16個の周波数を選択することができます。初期設定は18です。
各周波数チャネルに対してそれぞれデバイスID(1~100)を割り振ることができます。
LQ(通信品質)
0~255の数値で表されたLQで受信時のリンククオリティー(通信品質)を知ることができます。LQの値はCUEビューアのパケット欄で確認できます。
以下が目安ですので、設置の際にご確認ください。
150以上 | アンテナの近傍 | |
100~150 | 良好 | |
50~100 | やや悪い | |
50未満 | 悪い(-80dbm未満) |
電源電圧
CUEビューアの電源欄で電源電圧が確認できます。単位はmV(ミリボルト)です。例えば3000mVは3Vです。
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