スピンモードの使い方
スピンモードとは
TWELITE 2525Aの角度を親機(受信機)に送信することができます。物の角度を計測するときやアプリのユーザーインターフェイスなどとして使用するのに便利です。
親機(受信機)は「超簡単!標準アプリ」と「無線タグアプリ」の両方が使えます。
「スピン」を使用した製作例です。 ショート動画
超簡単!標準アプリの親機と通信する場合
TWELITE 2525Aを回転させて親機のLEDの明るさを制御することができます。LEDの明るさやモーターの回転数などを制御するのに便利です。
TWELITE 2525Aの設定方法
OTAまたはインタラクティブモードで下記パラメータの設定を変更します。
--- CONFIG/App_Tag V2-00-0/SID=0x81027aae/LID=0x00/RC=9696 --- a: set Application ID (0x67726305) i: set Device ID (–) c: set Channels (15) x: set Tx Power (13) b: set UART baud (38400) B: set UART option (8N1) k: set Enc Key (0xA5A5A5A5) o: set Option Bits (0x00000011) d: set Sleep Dur (500) w: set Sensor Wait Dur (0) m: set Sensor Mode (0x35) p: set Sensor Parameter (128) ← ここを変更する P: set Sensor Parameter2 ( ) --- S: save Configuration R: reset to Defaults
親機の準備
親機を下記のように配線します。
Spinの操作方法
親機を制御するには、アンテナが手前に来るように TWELITE 2525A を立てて、TWELITE 2525A の LED が点灯するまで待ちます。LEDが点灯したら親機の制御が可能になります。
TWELITE 2525A を右に回すと親機の PWM の Duty が大きくなり、左に回すと小さくなります。 また、アンテナのロゴが上にあるときは親機の PWM の出力が 0 になり、ロゴが下にあるとPWMの出力が最大になります。
親機の状態を維持したい場合は、TWELITE 2525A を倒して、アンテナが上になるようにおいてください。 もう一度、親機を制御したい場合は、TWELITE 2525A をもう一度立てて、LEDが点灯すれば制御ができます。
無線タグアプリの親機と通信する場合
TWELITE 2525Aの設定方法
OTAまたはインタラクティブモードで下記パラメータの設定を変更する
--- CONFIG/App_Tag V2-00-0/SID=0x81027aae/LID=0x00/RC=9696 --- a: set Application ID (0x67726305) i: set Device ID (–) c: set Channels (15) x: set Tx Power (13) b: set UART baud (38400) B: set UART option (8N1) k: set Enc Key (0xA5A5A5A5) o: set Option Bits (0x00000001) ← ここを変更する d: set Sleep Dur (500) w: set Sensor Wait Dur (0) m: set Sensor Mode (0x35) p: set Sensor Parameter (128) ← ここを変更する P: set Sensor Parameter2 ( ) --- S: save Configuration R: reset to Defaults
親機の準備
親機の TWELITE に無線タグアプリを書き込みます。
親機がMONOSTICKの場合は(App_Tag_Parent_xxx-MONOSTICK.bin)を書き込んでください。
Spinの操作方法
親機にデータを送信するには、アンテナが手前に来るように TWELITE 2525A を立てて、TWELITE 2525A の LED が点灯するまで待ちます。
LEDが点灯したら親機に角度のデータを送信します。 TWELITE 2525A を右に回すと角度が大きくなり、左に回すと小さくなります。また、アンテナのロゴが左にあるときは角度が 0 になり、1回転させると最大になります。
親機へのデータを送信を停止する場合は、TWELITE 2525A を倒して、アンテナが上になるように置いてください。スリープになり省電力で待機状態になります。
もう一度、データを送信する場合は、TWELITE 2525A を立てて、LEDが点灯すれば送信開始します。
子機で得られたセンサ情報を親機の出力形式別に説明します。
標準出力形式
親機が初期設定の場合、子機からセンサ情報を受信したとき、ターミナルソフトは以下のように表示されます。
::rc=80000000:lq=126:ct=000B:ed=81013c85:id=0:ba=2830:a1=1263:a2=0634:x=0263:y=1364:z=0000 このデータは以下のような情報が記述されています。 rc: 未使用 lq: 電波強度LQI(0-255) ct: 続き番号(0000-FFFFの繰り返し) ed: 子機のID(MACアドレスの下8桁) id: 未使用 ba: 子機の電源電圧(mV) a1: 未使用 a2: 未使用 x: 超簡単TWEアプリを制御するときのPWMの値(0-1024) y: ADXL345の角度(0-3599) z: 未使用
セミコロン区切り形式
親機の設定をインタラクティブモードでオプションビットを0x00000020に変更することで以下のようにパソコンで処理しやすい表示形式に変更することができます。
;15;00000000;141;385;1013c85;3420;00FB;0000;1456;0767;X;0858;2409;0000; ;*1;*2 ;*3 ;*4 ;*5 ;*6 ;*7 ;*8 ;*9 ;*10 ;*11;*12;*13;*14 ; このデータは以下のような情報が記述されています。 *1: 親機起動後のタイムスタンプ(秒) *2: 未使用 *3:電波強度 LQI(0-255) *4: 続き番号(0000-FFFFの繰り返し) *5: 子機のID(MACアドレスの下7桁) *6: 子機の電源電圧(mV) *7: 動作モード識別子(0xFB) *8: 未使用 *9: 未使用 *10: 未使用 *11: パケット識別子(X) *12: 超簡単TWEアプリを制御するときのPWMの値(0-1024) *13: ADXL345の角度(0-3599) *14: 未使用