OTA設定
OTA設定(Over the Air Settings)
OTAとはOver The Airの略です。
従来は各種設定を行う際に専用ケーブルで接続する必要がありましたが、OTA設定は無線を使ってケーブル不要で設定を行う機能です。
現在は無線タグアプリ(App_Tag)のみに対応しています。初期値はTWELITE 2525A用になっております。
OTA設定でアプリの書き換えはできません。
この機能はApp_Tag V1.6.1以降でMONOSTICKに対応しています。
準備
親機としてMONOSTICK-モノスティックを用意してください。
OTA設定には専用のアプリが必要です。(OTA設定のみの機能ですのでOTAを行った後は親機用のアプリを書き込んでください。) 頻繁にOTAを行う場合は専用のMONOSTICK-モノスティックを用意すると便利です。
MONOSTICK-モノスティックにOTA設定アプリをインストールしてください。(BLUEはApp_xxx-Parent-BLUE-OTA.bin、REDはApp_xxx-Parent-RED-OTA.bin )
※ 子機のバージョンと同じバージョンのOTA設定アプリを利用ください。
書き込み方法
アプリ書き込み説明動画 (再生時間:3分44秒)
使用方法
OTA設定紹介動画 (再生時間:2分05秒)
- パソコンのUSBポートにMONOSTICK-モノスティックを挿してください。
- ターミナルソフトを起動してください。
- "enter"キーを押してください。
- インタラクティブモードと同様な操作で各種パラメーターを設定してください。
- 設定を変更する子機をMONOSTICK-モノスティックに近接させて電池を入れてください。(距離が遠い場合は”! LQI”と表示されエラーとなります。)
- MONOSTICK-モノスティックの赤色と黄色LEDが点灯もしくターミナルソフトより"SUCCESS TWELITEのSID"が最終行に出力されれば設定は完了です。
OTAがうまくいかない場合
OTAがうまくいかない場合は以下をご確認ください。
-
最終行に"FAILURE TWELITEのSID"が出力された場合、エラーによってOTAによる設定が失敗したことを意味します。
エラー出力された場合、以下の事項を確認してください。エラー出力 エラー内容 MONOSTICKとTWELITEの距離が遠い場合に出力されるエラーです。
TWELITEとMONOSTICKをもっと近接させた状態でTWELITEの電源を入れ直してください。MONOSTICKのアプリとTWELITEアプリのバージョンが異なるため出力されるエラーです。四角で囲われている部分が2.0.0以上の場合は最新版のOTA設定専用アプリを、1.x.x以下の場合はv1.6.2のOTA設定専用アプリをダウンロードし、MONOSTICKに書き込んでからもう一度OTAを行ってください。 !INF REQUEST CONF FROM 810F0507 FW_VER:2.1.5 >>> TxCmp Ng(tick=47174,req=#0) <<<
何らかの理由でMONOSTICKとTWELITE間の通信が失敗したことを示すエラーです。
TWELITEとMONOSTICKをもっと近接させた状態でTWELITEの電源を入れ直してください。 - 電池の向きは正しいですか? TWELITEに電池を逆接続した場合、故障の原因になります。
- 電池の電圧は十分ですか? もし、不明の場合は新しい電池を使ってください。
- 電池は電圧・電流共に十分安定していますか? 不安定である場合はTWELITEのリセットピンにチャタリングの少ないスイッチを付け、これを用いてリセットしもう一度OTAを行ってください。
- TWELITEにアンテナは正しく接続されていますか? アンテナが無いと電波を正しく受信できません。
- 電源投入時のみOTAを行うため、TWELITEが完全に停止状態になってからもう一度電源を投入してください。