インタラクティブモード
インタラクティブモードでアプリの詳細設定を行うことができます。
ここでは親機・中継機アプリ(App_Wings)固有の機能を説明します。共通機能については、インタラクティブモード(共通機能) を参照してください。
インタラクティブモードに入ると以下の画面が表示されます。
[CONFIG MENU/App_Wings::0/v1-00-1/SID=82011098] a: (0x67720102) Application ID1 [HEX:32bit] c: ( 18) Channels Set x: ( 0x03) RF Power/Retry [HEX:8bit] b: (38400,8N1 ) UART Baud [9600-230400] o: (0x00000000) Option Bits [HEX:32bit] k: (0xA5A5A5A5) Encryption Key [HEX:32bit] m: ( 0) Mode (Parent or Router) A: (0x00000000) Access point address [HEX:32bit] [ESC]:Back [!]:Reset System [M]:Extr Menu
バージョンにより表示が異なる場合があります。コマンドの追加や変更が行われることがあります。
設定コマンド一覧
コマンド | 設定項目 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|
a | アプリケーションID | 0x67720102 | 同じアプリケーションID同士のみ通信可能です。 異なった値を設定することにより、同一の周波数チャネルを複数のグループで使用することが可能です。値は32ビットで任意に設定できます。通信させたい端末は全て同じ設定にする必要があります。アプリケーションIDの設定 |
c | 周波数チャネル | 15 | チャネル (11~26) を選択します。複数チャネルを指定した場合は チャネルアジリティにより電波干渉の回避に役立ちます。最大3チャネルまで指定可能です。例えばチャネル 13 とチャネル 22 を使用する場合は 13,22 と入力します。通信させたい端末は全て同じ設定にする必要があります。周波数チャネルの設定 |
x | 送信出力と再送回数(中継を含む) | 03 | YZの2桁で指定します。 Y : 0~9を指定し、0は各アプリのデフォルト値、1~9は再送回数に対応します。Fを指定すると再送なしになります。 Z : 送信出力を指定します。3が最強で2,1,0と1段階小さくなるたびに -11.5db 出力が低下します。出力を制限し電波の有効伝達範囲を小さくしたい場合に使用します。ただし、伝達可能距離は環境(ノイズ・遮蔽物など)に影響を受けます。 ※ 理論上の伝達距離は 6db 出力が小さくなるたびに 1/2 になりますので、1段階小さくすることで見通し・環境ノイズ無しでの伝達距離は約1/4になります。例えば 23 を指定すると再送2回、電波出力最強となります。中継ネット使用時には再送回数の設定値は反映されません。 |
b | UARTオプション | 38400,8N1 | ボーレートとパリティの設定をカンマで区切って指定することができます。ボーレートは9600、19200、38400、57600、115200、230400が設定可能です。他の値も設定可能ですが、オシロスコープ等を用いて誤差を検証した上で使用してください。パリティはN: 無し、O: Odd(奇数)、E: Even(偶数)を設定します。ストップビットは1で固定。ハードウェアフローは設定不可です。また、8N1, 7E2 といったビット数、パリティ、ストップビットの設定が可能ですが、動作検証は 8N1 のみとなります。動作検証以外の設定で利用される場合は、オシロスコープなどで波形を観察し要求を満足するか確認の上利用してください。設定を反映させるにはオプションビットを設定する必要があります。設定しない場合は設定値は使用されず115200bps固定です。 |
o | オプションビット | 0x00000000 | 各種詳細設定ができます。オプションビットの説明は以下をご参照下さい。 |
k | 暗号化鍵 | 0xA5A5A5A5 | 32bitの16進数を設定します。パルアプリ、無線タグアプリで使用できます。 |
m | 動作モード | 0 | 0は親機モードになります。 1は中継モードになります。 2~63は中継ネットを使用したアプリのパケットを多段中継するときに使用します。 |
A | 接続先 | 0x00000000 | 中継機モード時に静的ルーティングをするときの接続する上位段のTWELITEのSIDを指定します。近くに存在しないSIDや下位段のSIDを指定したときは不定となるので指定する場合は必ず存在する上位段のSIDを入力してください。0x00000000の時は自動で上位段を検索し、発見したTWELITEを通信を試みます。 |
S | 設定値の保存 | 設定を保存します。 | |
R | 初期値に設定を戻す | 続けてS キーによる設定の保存を行ってください。 | |
! | モジュールの再起動 | TWELITEを再起動します。 | |
M | ルートメニューへ移行 | 不具合時に使用するコマンドです。1:EEPROM UTIL > Eで全内容を消去することができます。 |
オプションビットの設定
オプションビット設定値を各ビットごとに解説します。
設定値(16進) | 機能 | 説明 |
---|---|---|
0x00000200 | UARTオプションの適用 | シリアルのボーレートやパリティの設定を反映させます。セーブ・リセット後に直ちに反映されますので注意してください。 |
0x00000400 | 定期送信パケットのUART出力の停止 | 超簡単!標準アプリとリモコンアプリのI/O変化時のパケットのみを表示します。(通常モード時の1秒毎の定期送信を表示しません。) |
0x00001000 | 暗号化通信の設定 | 暗号化通信を有効にします。通信させたい端末は全て同じ設定にする必要があります。 |
0x00002000 | 暗号化通信時の平文受信 | 暗号化通信が有効な時に暗号化していないパケットも受信します。 |
設定情報の初期化
設定内容によっては、操作が困難になる場合があります。(ボーレートを設定したが、ターミナルソフトが対応しないボーレートだった等)その場合は以下の方法で初期化してください。
- 別のアプリを改めて書き込み、そのアプリ上で初期化操作を行う 。(インタラクティブモードで 'R' キーを押して、次に 'S' キーを押すと初期化します)