消費電流について
以下に消費電流の測定値の一例を記載します。
CPUクロック | 4MHz | 8MHz | 16MHz | 32MHz | 単位 |
---|---|---|---|---|---|
CPUのみ | 3.2 | 4.6 | 7.2 | 12.8 | mA |
CPUの効率 | 0.80 | 0.58 | 0.45 | 0.40 | mA/MHz |
CPU+送信 | 16.0 | 17.4 | 20.0 | 25.4 | mA |
CPU+受信 | 18.2 | 19.4 | 21.1 | 25.4 | mA |
DOZE | 1.6 | 1.7 | 1.8 | 2.0 | mA |
- TWELITE BLUEの測定値です。
- 消費電流は個体や条件などにより前後します。
CPUクロックスピード
- CPUクロックはソフトウエアでダイナミックに4段階(32、16、8、4MHz)の切り替えができます。
- クロックが速い方が処理時間が短くなりますので、CPU処理の多い場合は32MHzを使用し、主に IO制御等を行う場合は4MHz, 8MHzにクロックを落とすと低消費電力になります。処理時間と消費電流を考慮し適切なクロックスピードを選択して下さい。
CPU DOZEモード
- 無線部の送受信処理にはCPUが介在しないため、CPUをDOZEモード(スタンバイ)にすることが出来ます。
- vAHI_CpuDoze()を呼び出すことにより実行される DOZEモードは、CPUを低消費状態にして割り込みや無線受信のみを待ちます。例えば、ADCの割り込みを待つような場合に有効です。
無線出力
- 無線出力はソフトウエアで4段階に切り替え可能です。
- 無線出力を絞った場合もTWELITE BLUEでは消費電流はほとんど変化がありません。
- TWELITE REDは、無線出力を絞ると消費電流が下がります。
スリープ時の考慮
低消費電流でスリープを行うためには、以下の要件を満たす必要があります。「スリープ時の消費電流」も参照ください。
- 出力ピンの状態がHiの場合、外部のデバイスへの電流吸い込みが無いこと。
- 出力ピンの状態をLoにしてスリープする場合は、内部プルアップを停止すること。
※ Lo設定のピン数が増加した場合など、消費電流が増大することが報告されています。スリープ時のLo設定ピンを最小化する事と、事前検証を十分行ってください。
※ 全ピンのプルアップを停止した場合、2mA程度という大きな消費電流となる事が報告されています。必要なピンのみプルアップの停止を行ってください。
- 入力設定のピンにHiが印加されていること。