中継機の使用方法
通信距離を延ばしたり、アクセスポイントとして中継機を使用することができます。
親機(受信側)の設定
中継機用のアプリ(App_Tag_Router_*_x_x_x.bin)を中継機にするMONOSTICK-モノスティックやTWELITE-トワイライトに書き込んで下さい。
書き込み後、リセットもしくは電源を投入しなおすと中継機として使用できます。
注意点
- デフォルトの設定の場合、1ホップのみ中継可能です。 それ以上中継する場合はインタラクティブモードで設定可能です。
- 中継機は起動時に上位レイヤを探索し、発見したものに接続するため、先に親機や上位のレイヤの電源を投入することを推奨します。
- 無線タグアプリのパケットのみ中継可能です。超簡単!TWEアプリ等ほかのアプリのパケットは中継することができません。
静的ルーティングをする場合
本アプリの中継機は周囲の上位レイヤを検索し、発見した上位レイヤ1台に対して接続し、中継を行います。
電波状況が悪いために上位レイヤが見つからない場合や接続中に通信が切断した場合は、上位レイヤを発見するまで検索するので中継できなくなることがあります。
その時は接続先の設定を行うと、接続先を検索せずに決まった上位レイヤに接続するので、通信しやすくなる場合があります。
下記のように中継機1には親機のSID、中継機2には中継機1のSIDになるように接続先を設定してください。
例: 3ホップの場合 (親機 ← 中継機1 ← 中継機2 ← 中継機3 ← 子機)
TWELITEのSID例 | 接続先の設定(A: set access point address)の設定例 | 中継レイヤの設定(l: set layer)の設定例 | |
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親機 | 810F155E | - | - |
中継機1 | 810E18E8 | 810F155E (親機のSID) | 1 |
中継機2 | 810F17FF | 810E18E8 (中継機1のSID) | 2 |
中継機3 | 810E02CD | 810F17FF (中継機2のSID) | 3 |
SIDの確認方法
親機、中継機のSIDは、インタラクティブモードの1行目の"SID="の後に記述されています。
下図の場合はSIDは81002168です。