導入事例多点水素モニタリングシステム

導入事例をご紹介いたします。

グンゼ株式会社

『多点水素モニタリングシステム』にTWELITEを採用していただきました。

グンゼ様は、高分子電解質膜を用いた自社製の水素センサを用いて、多点で水素モニタできるシステムを開発されました。
センサ子機は、水素センサと無線モジュールを搭載し、約1秒毎にデータを送信します。
複数のセンサ子機でモニタすることで、目に見えない水素ガスの分布を確認することができます。
水素ガスの漏れ位置の特定、拡散挙動の把握などに使用することができます。

センサ子機と親機(USB)

センサ子機はコイン電池1個で、2か月連続稼働が可能です。
親機(MONOSTICK)1台に、同時に24台の子機をモニタリングできます。

モニタアプリ例

センサ子機情報が親機からシリアル出力されるので、PCやタブレットで表示・データ保存することができます。

Windows
子機ID、水素センサ出力、温度、湿度、電源電圧、LQI(電波品質)をモニタリングできます。
センサ出力は、円の大きさ、時系列チャート、バーチャートで表示することができます。
バーチャートでは、センサ出力のほかに、温度、湿度、電源電圧、LQI(電波品質)を確認することができます。

 

Android
子機ID、水素センサ出力、温度、湿度、電源電圧、LQI(電波品質)をモニタリングできます。
時系列チャートに表示する項目を選択できます。


濃度モニタ例1

センサ子機を4個ずつ5階建てに、60Lのボックス内に配置しています。
ボックスの外部から水素ガス6ccを注入して、ガスの分布をモニタしました。

ガス注入前の準備
モニタ画面で、表示円をセンサ子機配置と同じになるようレイアウトします。

(赤線は仮想線、実際には表示されません。)

ガス注入後
円が大きい部分がセンサ出力の高い位置なので、手前左上部の水素濃度が高いことが想定できます。
同時に時系列チャートで変化を確認することができます。

濃度モニタ例2

液化水素をタンクローリーから保管タンク充填中に、その周囲でモニタリングしました。
保管タンク内で気化した水素は、上空で大気中へ放出され、すぐに拡散し希釈されます。

子機設置状況
黄色いポールの先端にセンサ子機を取り付け、地上1.2mの位置で24か所モニタしました。

モニタ結果
風下の数か所で、反応していることが分かりました。反応している時間は10~20秒と短い時間でしたが、ガスの移動を捉えることができました。
センサ子機の設置個所とモニタ結果から、希釈された水素ガスの流れを予測できます。

電源の確保しにくい屋外では、タブレット端末でのモニタが便利です。Android端末にMONOSTICKを装着することで表示機として使用することができます。Android端末に内蔵されているWiFiやBlueToothに比べ広範囲の通信が行えるのが特徴です。

補足
※防爆構造ではありません。
※水素濃度の絶対値を測定できません。
※絶対値が必要な場合は、他の測定器1台との同時使用をお勧めします。
※温度・湿度は、温湿度センサ実装タイプでモニタできます。

採用理由

  • コイン電池1個で長時間駆動できる省電力性
  • 開発が自社で行えること
  • スリープからの復帰と通信接続が速いこと

連絡先

グンゼ株式会社
研究開発部 第4研究室
田中秀樹様
E-mail:hideki.tanaka@gunze.co.jp

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