海外輸出についての考慮事項
海外輸出時の注意事項を解説いたします。
輸出規制について
該非判定
弊社無線モジュールを海外に輸出する際には、該非判定パラメータシートの添付が求められます。弊社製品には半導体上に AES128bit 暗号回路が含まれているため該当判定となります。
詳細・パラメータシートは弊社「お問い合わせ」より請求ください。
後述の特例等のご質問(例:特例について判断してほしい、説明してほしい)、解釈についての要望(例:これは適用ではないか?といった判断を弊社に要求する事)については、申し訳ございませんが、弊社はご回答する立場にはございません。予めご了承ください。
例外・適用除外
暗号化製品輸出時の適用除外として以下が挙げられますが、弊社無線モジュールの使用者は開発者という想定の上、ファームウェアの開発および書き換えが可能な製品という位置づけですので、以下のような判断をしています。
- 暗号特例告示 ⇒ 暗号化鍵や暗号の利用の仕方を「使用者によって(ファームウェアを設計しこれを書き込むことで)変更」できるため本特例は適用できないと判断します。
- 無償告示 ⇒ 適用についてはお客様の判断となります。
- 少額特例 ⇒ 適用についてはお客様の判断となります。
弊社無線モジュールを組み込んだ完成品・試作品
弊社無線モジュールはあくまでも部品で、これを組み込んだ完成品・試作品(以下、最終品)に対しての該非判定・適用除外を、弊社提供のパラメータシートを参考にお客様自身が判定するようお願いします。
例えば「暗号特例告示」では、お客様の判断として、最終品としてのファームウェアが確定していれば、機能確定済みの最終品と考えることも可能です。
その他
海外電波認証を求められた
輸出先の電波認証が必要とされる場合もあります。海外電波認証については別途「お問い合わせ」ください。
一般に海外電波認証の取得には費用と期間が必要ですので、開発品の試作品等を現地で使用する予定が有るような場合は、早い段階で輸出入の手続きを確認しておく事をお勧めします。
ご自身で海外電波認証を取得予定の場合は認証時に無線回路の設計情報が必要ですので、事前に「お問い合わせ」ください。
暗号化機能を削除した無線モジュールが欲しい
弊社では、暗号化機能を無効とした特別仕様の無線モジュールの製造はしておりません。
TWELITE DIP の標準アプリケーションを書き込んだ場合は?
弊社無線モジュールは、使用者が暗号を含め書き換え可能な無線モジュールという位置づけで、弊社の判断は上記のとおりです。
例えばこれがユーザによって機能を変更できないことが確定した品で有るかといった判断は、お客様自身で実施する事をお願いいたします。