評価開発用基板TWELITE STAGE BOARD-トワイライトステージボード
本製品は生産を終了いたしました。在庫限りで販売を終了いたします。
TWELITE STAGE BOARDは無線マイコン TWELITEの評価開発用基板です。
TWELITEの評価開発をスムーズに開始していただくためのものです。
LEDやスイッチ、アナログ入力ボリューム、GROVE互換コネクタをワンパッケージにした評価開発用の基板です。 TWELITE DIPを接続する事で電子工作なしで簡単に無線通信を体験できます。デジタル、アナログ対応のGROVE互換コネクタを搭載しており、各種センサを接続してプログラミングが可能です。
TWELITEに出荷時に書き込まれている超簡単!標準アプリの動作確認をすぐに始めることができますし、TWELITE STAGE SDKをダウンロードしてプログラミングを始めることもできます。
TWELITE STAGE BOARD 2枚と必要な製品をセットにしたTWELITE入門セット STARTER KIT - スターターキットもご用意しております。詳細設定はSTARTER KITをご参照ください。
用途
超簡単!標準アプリの動作確認
TWELITE DIPに出荷時に書き込まれている、超簡単!標準アプリの動作確認を配線なしですぐに始めることができます。
TWELITE STAGE ボード間の無線通信
以下は標準アプリ(App_Twelite)の動作を2枚のTWELITE STAGE ボード間の通信で確認する手順です。
TWELITE STAGEボードを2枚とTWELITE DIPを2個用意してください。
1. それぞれのTWELITE STAGEボードにTWELITE DIPを接続する。
2. ディップスイッチで片側を親機に、もう片側を子機に設定する。
3. アナログ内外部切替スイッチをON BRD AI側にしてボード上の可変抵抗を使用可能にする。
4. 電池を入れて、 電源スイッチを左側(BAT)に倒し電源をオンにする。
5. TWELITE STAGEボード上の押しボタンや可変抵抗を操作する。
親機→子機
親機の押しボタン(DI1)を押すと、子機のLED赤(DO1)が点灯
親機の押しボタン(DI2)を押すと、子機のLED緑(DO2)が点灯
親機の可変抵抗を回すと、子機のLED黄(PWM1)の明るさが変化
子機→親機
子機の押しボタン(DI1)を押すと、親機のLED赤(DO1)が点灯
子機の押しボタン(DI2)を押すと、親機のLED緑(DO2)が点灯
子機の可変抵抗を回すと、親機のLED黄(PWM1)の明るさが変化
TWELITE STAGE ボードとパソコン間の無線通信
以下はTWELITE STAGE ボードとパソコン間で通信する手順です。
TWELITE Rとパソコン、USBケーブルを別途用意してください。
1. パソコンにTWELITE STAGE SDKをインストールする。
2. TWELITE STAGEボード(親機)の7PインターフェイスにTWELITE Rを向きに気をつけて接続する。
3. 電源スイッチを右側(LITER)に倒す。
4. TWELITE RにUSB-Cケーブルを接続する。
5. USBケーブルをパソコンのUSBポートに接続する。
6. パソコン上でTWELITE STAGEを起動する。
7. 表示されたリストから1:TWELITE Rを選択する。
8. トップメニューから1:ビューア → 2:標準アプリビューアを選択する。
9. Enterキーを押す。
10. TWELITE STAGEボード(子機)の押しボタンや可変抵抗を操作する。
押しボタンや可変抵抗の状態に応じてパソコン上の表示が変化
プログラミング
アプリを更新したり、他のアプリや自作アプリを書き込み、動作確認に使用できます。
各部の説明
2 リセットスイッチ
接続したTWELITEをリセットするスイッチです。スイッチを押して離すとリセットします。
3 DIP接続コネクタ
TWELITE DIP接続用のコネクターです。切り欠きマークとTWELITE DIPの切り欠きの位置を合わせて接続してください。
4 ディップスイッチ
TWELITEの役割の設定などを行うスイッチです。 スイッチを「O」側にすると接続されたピンがオープンになり、「G」側にするとGNDに接続されます。
スイッチ番号 | TWELITEの接続先 | 超簡単!標準アプリの機能名 |
---|---|---|
1 | DIO10 | M1 |
2 | DIO2 | M2 |
3 | DIO3 | M3 |
4 | DIO17 | BPS |
5 PALコネクタ A
TWELITE PALのシリアルコネクタと接続するためのコネクタです。
シルク名 | TWELITE PALのシルク |
---|---|
G | GND |
Tx | TXD |
P | PRG |
Rx | RXD |
R | RST |
V | VCC |
S | SET |
6 PALコネクタ B
TWELITE PALの拡張コネクタと接続するためのコネクタです。
シルク名 | TWELITE PALのシルク |
---|---|
GND | GND |
SDA | SDA |
SCL | SCL |
D0 | D0 |
D8 | D8 |
VCC | VCC |
A1 | A1 |
7 I/Oコネクタ
I2C センサや SPI センサなどの外付けデバイスと接続するためのコネクタです。
シルク名 | TWELITEの接続先 | 超簡単!標準アプリの機能名 |
---|---|---|
GND | GND | GND |
SDA | DIO15 | SDA |
SCL | DIO14 | SCL |
D0 | DIO0 | AI2 |
D8 | DIO8 | PWM4 |
VCC | VCC | VCC |
A1 | ADC1 | AI1 |
D19 | DIO19 | DO2 |
V | VCC | VCC |
MI | SPI MISO | PWM3 |
D0 | DIO0 | AI2 |
MO | DIO18 | DO1 |
CL | SPI CLOCK | PWM2 |
G | GND | GND |
8 GROVE 互換コネクタ(I2C)
I2C対応のセンサ等を接続するためのコネクタです。
ピン番号 | TWELITEの接続先 | 超簡単!標準アプリの機能名 |
---|---|---|
1 | DIO14 | SCL |
2 | DIO15 | SDA |
3 | VCC | VCC |
4 | GND | GND |
9 GROVE 互換コネクタ(デジタル)
デジタルのセンサ等を接続するためのコネクタです。
入力時
ピン番号 | TWELITEの接続先 | 超簡単!標準アプリの機能名 |
---|---|---|
1 | DIO12 | DI1 |
2 | DIO13 | DI2 |
3 | VCC | VCC |
4 | GND | GND |
出力時
ピン番号 | TWELITEの接続先 | 超簡単!標準アプリの機能名 |
---|---|---|
1 | DIO18 | DO1 |
2 | DIO19 | DO2 |
3 | VCC | VCC |
4 | GND | GND |
10 デジタル入出力切替スイッチ
GROVE互換コネクタ(デジタル)の入力と出力を切り替えます。DI側にすると入力(DI)に、DO側にすると 出力(DO)になります。
11 GROVE 互換コネクタ(アナログ)
アナログのセンサ等を接続するためのコネクタです。
入力時
ピン番号 | TWELITEの接続先 | 超簡単!標準アプリの機能名 |
---|---|---|
1 | ADC1 | AI1 |
2 | DIO1 | AI4 |
3 | VCC | VCC |
4 | GND | GND |
出力時
ピン番号 | TWELITEの接続先 | 超簡単!標準アプリの機能名 |
---|---|---|
1 | DIO5 | PWM1 |
2 | DIO8 | PWM4 |
3 | VCC | VCC |
4 | GND | GND |
12 アナログ入出力切替スイッチ
GROVE互換コネクタ(アナログ)の入力と出力を切り替えます。EXT AI側にすると入力(EXT AI)に、PWM側にすると 出力(PWM)になります。
13 アナログ内外部切替スイッチ
TWELITEのアナログ入力の接続先を切り替えます。ON BRD AI側にすると可変抵抗に、EXT AI側にするとGROVE互換コネクタ(アナログ)に接続します。
14 可変抵抗
TWELITEのADC1に接続されており、最大でVCCの2/3の電圧を入力することができます。可変抵抗を使用する場合は、アナログ内外部切替スイッチをON BRD AI側にしてください。
15 LED 黄(PWM1)
TWELITEのDIO5に接続されており、黄色のLEDを光らせることができます。 DIO5はPWMとして使用できるので、明るさの調節も可能です。
16 押しボタン(DI2)
TWELITEのDIO13に接続され、ボタンのON/OFFをTWELITEに入力することができます。
17 LED 緑(DO2)
TWELITEのDIO19に接続されており、緑のLEDを光らせることができます。
18 押しボタン(DI1)
TWELITEのDIO12に接続され、ボタンのON/OFFをTWELITEに入力することができます。
19 LED 赤(DO1)
TWELITEのDIO18に接続されており、赤のLEDを光らせることができます。
20 電池ボックス
本体基板に電源を供給するための電池を入れる電池ボックスです。単4電池2本を使用します。電源として電池を使用する場合は電源スイッチをBAT側にして使用してください。
21 7P インターフェイス
TWELITE Rと接続するためのコネクタです。USBから電源を供給する場合は電源スイッチをLITER側にして使用してください。
シルク名 | TWELITEの接続先 |
---|---|
GND | GND |
TXD | DIO6 |
PRG | SPI MISO |
RXD | DIO7 |
RST | RST |
VCC | VCC |
SET | DIO12 |
22 電源スイッチ
供給する電源を切り替えるスイッチです。 BAT側にすると電池から、LITER側にするとTWELITE Rから電源を供給します。 OFFにするといずれの電源もVCCに接続されません。
23 電源バイパスジャンパ
電池の+とTWELITEの VCCを直結します。モーターなどの電源スイッチの定格(100mA)以上電流を消費するデバイスを接続する場合は、電源スイッチをOFFにして電源バイパスジャンパを短絡させてください。
24 電源基板接続コネクタ
本体基板と電源基板や M5Stackと接続するためのコネクタです。
ピン番号 | TWELITEの接続先 | TWELITE Rの接続先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | - | - | |
2 | |||
3 | DIO6 | TXD | |
4 | DIO7 | RXD | |
5 | SPI MISO | PRG | |
6 | DIO12 | SET | 押しボタン(DI1) |
7 | - | - | |
8 | RST | RST | |
9 | - | - | |
10 | - | - | PS/2 Clock |
11 | - | - | PS/2 Data |
12 | - | - | |
13 | VCC | VCC | |
14 | - | - | |
15 | GND | GND |
25 キーボードコネクタ(M5Stack専用)
PS/2専用のキーボードを接続するためのコネクタです。 電源基板接続コネクタにM5Stackを接続したときのみ使用可能です。
接続方法
TWELITE DIPとの接続
切り欠きマークの方向を合わせてDIP接続コネクタに接続してください。
ダイポールアンテナの接続
TWELITE PALとの接続
信号名を確認し、方向を合わせてPALコネクタA Bに接続してください。
TWELITE Rとの接続
信号名を確認し、方向を合わせて7P インターフェイスに接続してください。
- TWELITE RをTWELITE STAGE BOARDと接続する。
- TWELITE RにUSBケーブルを接続する。
- パソコンにUSBケーブルを接続する。
- 電源スイッチを右側(LITER)に倒す。
- TWELITE STAGEを起動する。
- 書き込みまたは設定、表示をする。
M5Stackとの接続
M5Stackと接続することにより、親機として受信データを表示したり、パソコンなしでアプリの書き換えやインタラクティブモードでの設定を行えます。
M5Stack Basic、GrayまたはM5Stack Facesを電源基板の代わりに電源基板接続コネクタに接続してください。(M5Stack Core2は直接繋がりません。)
TWELITE STAGE APPはM5Stackに対応しています。M5Stack版は以下の機能があります。
- ビューア(ターミナルなど)
- アプリ書換(ビルド未対応、ビルド済みのバイナリをSDカードに格納)
- インタラクティブモード
M5Stack用 TWELITE STAGE APPのダウンロードや詳細は以下をご覧ください。
M5StackはM5Stack社(m5stack.com)の製品です。
PS/2コネクタにPS/2キーボードを接続して、文字を入力することができます。
アタッチメント
TWELITE DIPを頻繁に着脱する場合はアタッチメントを使用をお勧めします。
注意事項
- 配線やスイッチの切り替えについて
TWELITEや外部デバイスを本体基板に接続する、GROVE互換コネクタの入出力を切り替える場合は必ず電源をOFFにした状態で実施してください。 - 外付けのデバイスを使用する場合
TWELITEは3V系のマイコンであるため、3V系に対応していない外付けデバイスはそのまま接続できません。外付けデバイスを使用する場合は、デバイスの回路図や仕様などを参照し、必要に応じて電気的に適合するように調整して使用してください。(例:I2Cセンサの信号線をレベル変換して使用するなど)特にGROVEコネクタからはTWELITEと同じ電源が供給されますのでご注意ください。 - DIP接続コネクタについて
TWELITE DIPを頻繁に抜き差しすると接触不良を起こしやすくなります。アタッチメントをご使用ください。
ネットで購入
本製品はネット通販ですぐにご購入いただけます。
販売店
モノワイヤレスの製品は実店舗またはネット通販でご購入いただけます。