無線中継ネットTWELITE NET-トワイライトネット
無線中継ネット TWELITE NET は「欲しい機能を単純に!」をコンセプトに開発し、世界標準規格IEEE802.15.4に準拠した無線中継ネットワークソフトウエアです。無線マイコンモジュール TWELITE 上で動作します。
レディメイドソフトウエア TWELITE APPS や act は TWELITE NET 上で動作しています。
TWELITE NET を使用したソフトウエアを開発するためのソフトウエア開発環境 TWELITE STGE SDKは機能制限無し、無料でご使用いただけ、ライセンス料も無料です。
TWELITE NETの目的
従来は単純な無線機能を実装する際にも複雑なネットワーク仕様を理解する必要があり使いこなすために膨大な時間と労力が消費されていました。この複雑さを取り除き、より安定した通信ができることを目的とし TWELITE NET を開発しました。代表的な無線アプリケーションで「実用的」な要求事項を満足すべく必要な機能を実装しています。スター型やマルチホップ型ネットワークに対応します。
TWELITE NET の目的は、中継ネットワークを容易に実現することと、複雑に入り組んでしまうアプリケーション部と無線部の処理を切り分けることにあります。
TWELITE NETの特徴
スター型ネットワークに対応
マルチホップ中継機能
チャネルアジリティ機能による干渉回避
モジュラー構造による使用メモリの最適化
省電力アプリケーションへの対応
性能を追求できるネイティブアプリケーションを記述できる
UART 処理等の各種ライブラリコード付属
ネットワークトポロジー
TWELITE NET は中継機を介さないスター型ネットワークと中継機能を使用したマルチホップネットワークを構成することができます。
スター型ネットワーク
親機(ピンク色)を中心とした複数の子機(青色)との通信をする1対多のネットワークを構成することができます。
マルチホップネットワーク
中継機(オレンジ色)を間に入れたマルチホップネットワークを構成することができます。
中継機能を持つ端末の通信範囲内に他の端末がある場合は同様に中継します。
この例ではオレンジ色の端末は3ホップの中継機能を持ちます。よって、赤色、青色の端末の間に最大3台の中継器を入れることができます。
TWELITE NETの電波干渉対策
安定した無線通信を行うには干渉対策が必要です。 TWELITE NET には2.4GHz帯の高速通信と連続通信が可能な特徴を生かし、より確実な通信を行うために干渉対策アルゴリズムが実装されています。
チャネルアジリティ
TWELITE NET は上記のような2.4GHz帯の特性を最大限生かすべく複数チャネルを使用した送受信を行えます。IEEE802.15.4規格では2.4GHz帯で16チャネルを同時に使用可能です。チャネルアジリティは送受信する際に1つのチャネルに固定せず複数チャネルを使用することで通信の確実性を高める仕組みです。
複数チャネルを利用した場合でも十分に実用的な応答性が確保されます。
TWELITE NETのセキュリティー機能
無線通信を安全に行うためには堅牢なセキュリティー機能が必要です。 TWELITE NET は強力な暗号化にも対応しています。
暗号化機能
AES-128ビット暗号化に対応しています。 TWELITE 上で暗号アルゴリズムが動作します。