PER(パケットエラー率)測定ツール
TWELITE で利用可能な計測ツールを紹介します。
パケットエラー測定ツール
パケットエラー計測ツールは、親機と子機間でパケットをやり取りし、その成功率を計算するツールです。
その単純さゆえ、無線環境を評価するのに有効なツールです。
図に示すように一定回数の試行に対し何度通信が成功したかによってエラー率を定義します。図では100回の試行に対し10回失敗したためエラー率は10/100 = 10% となります。
なお、エラー率は、通信の再送回数、通信パケットのデータ量などによって変化します。
ダウンロード
- PER_Tool 2.6.10 (zip, 143KB)
使用法
PC との UART 接続により実行できます。
UARTでの操作
ダウンロードアーカイブ中の readme_uart_if_utf8.txt をご覧ください。
注意点
- PER ツールでは試験開始前に親機子機間で情報のやり取りを行います。このときに通信条件が悪いと試験が開始できません。通信条件の良い場所であらかじめ設定を済ませテスト実行を行った後、設定を変更せず親機・子機を試験場所まで移動します。以後は、試験の開始・終了のみを操作します。
- 電波環境の非常に悪い場所では、ごく近くに親機・子機を配置しても、親機が子機を見つけられない場合があります。外部の電波の影響のない場所で親子の電源投入を行いたがいに認識させます。(金属などで電波を遮蔽するなど外部の影響を減らすと子機が見つかる場合もあります)
- 子機は最大4台までリストアップされますが、すべてリストアップされることを保証するものではありません。また、同時に試験できるのは親機1台について子機1台のみです。通常は1台の子機のみ電源投入して試験を進めてください。
- 中継を含めたエラー率の測定は出来ません。