アナログセンサーをつなぐ
子機にアナログセンサーを接続する場合、配線をするだけでセンサー情報を取得することができます。
AI1、AI3の電圧値(mV)を、指定した間隔(初期値:5秒)で親機に送信します。
子機の回路図の例
以下のように配線し、電源を投入すれば親機にセンサー情報を送信することができます。
※ 電源としてTWE-EH Solarと蓄電デバイスを使用する場合、AI1は蓄電デバイスの監視目的に使用するため使用できません。
※ TWE-EH Solarを電源として使用する場合は ハードウェア解説書を参照ください。
センサー種別の設定
インタラクティブモードで、センサー種別(m)を0x10に設定してください。センサー種別の初期値は0x10です。
標準出力形式
親機が初期設定の場合、子機からセンサ情報を受信したとき、ターミナルソフトは以下のように表示されます。
::rc=80000000:lq=177:ct=0132:ed=81007BBD:id=0:ba=3330:a1=2438:a2=0019:p0=000:p1=000
- rc: 中継機のSID(中継していない場合は0x80000000)
- lq: LQI
- ct: 続き番号
- ed: 子機のSID
- id: 子機論理デバイスID
- ba: 子機の電源電圧(mV)
- a1: AI1(mV)
- a2: AI3(mV)
- p0: 未使用
- p1: 未使用
注:AI1、AI3は超簡単!標準アプリの割り当てピン名です。
セミコロン区切り形式
親機の設定をインタラクティブモードでオプションビットを0x00000020に変更することで以下のようにパソコンで処理しやすい表示形式に変更することができます。
;1001;00000000;195;001;1007bbd;3330;0009;1110;1526;0009;A; ;*1 ;*2 ;*3 ;*4 ;*5 ;*6 ;*7 ;*8 ;*9 ;*10 ;*11;
このデータは以下のような情報が記述されています。
- *1: 親機起動後のタイムスタンプ[s]
- *2: 中継機のSID(中継していない場合は0x00000000)
- *3: LQI
- *4: 続き番号
- *5: 子機のSID
- *6: 子機の電源電圧(mV)
- *7: 未使用
- *8: AI1, 蓄電デバイスモニター(9900 で 3.3Vで満充電、6000~6900で稼動可能最低電圧)
- *9: AI1(mV)
- *10: AI3(mV)
- *11: センサ種別
カンマ区切り形式
親機の設定をインタラクティブモードでオプションビットを0x00000040に変更することでTeratermなどでログを保存したときにExcelなどの表計算ソフトで読み込みやすい表示形式に変更することができます。
,1001, 00000000,195,001, 1007bbd,3330,0009,1110,1526,0009,A, ,*1 ,*2 ,*3 ,*4 ,*5 ,*6 ,*7 ,*8 ,*9 ,*10 ,*11,
このデータは以下のような情報が記述されています。
- *1: 親機起動後のタイムスタンプ[s]
- *2: 中継機のSID(中継していない場合は0x00000000)
- *3: LQI
- *4: 続き番号
- *5: 子機のSID
- *6: 子機の電源電圧(mV)
- *7: 未使用
- *8: AI1, 蓄電デバイスモニター(9900 で 3.3Vで満充電、6000~6900で稼動可能最低電圧)
- *9: AI1(mV)
- *10: AI3(mV)
- *11: センサ種別
書式形式(アスキー)形式
親機の設定をインタラクティブモードでオプションビットを0x00000100に変更することで以下のようにパソコンで処理しやすい表示形式に変更することができます。
:80000000870006810043C10010E100090009000000006B
^^^^^^^1^2^^^3^^^^^^^4^5^6^7^^^8^^^9^^^a^^^b^c
このデータは以下のような情報が記述されています。
- 1: 中継機のSID(中継していない場合は0x80000000)
- 2: LQI
- 3: 続き番号
- 4: 子機SID
- 5: 子機の論理デバイスID
- 6: センサ種別
- 7: 子機の電源電圧
- 8: AI1(mV)
- 9: AI3(mV)
- a: 未使用
- b: 未使用
- c: チェックサム
書式形式(バイナリ)形式
親機の設定をインタラクティブモードでオプションビットを0x00000300に変更することで以下のようにパソコンで処理しやすい表示形式に変更することができます。
A5 5A 80 16 80 00 00 00 A8 00 B2 81 00 43 C1 00 10 E0 00 07 00 07 00 00 00 00 69 04
このデータは以下のような情報が記述されています。
- 2バイト: ヘッダ
- 2バイト: 0x8000 + 続くデータ長
- 4バイト: 中継機のSID(中継していない場合は0x80000000)
- 1バイト: LQI
- 2バイト: 続き番号
- 4バイト: 子機SID
- 1バイト: 子機の論理デバイスID
- 1バイト: センサ種別
- 1バイト: 子機の電源電圧
- 2バイト: AI1(mV)
- 2バイト: AI3(mV)
- 4バイト: 未使用
- 1バイト: チェックサム
- 1バイト: フッタ