最大接続数

TWELITE NETでは、物理的な接続台数に制限はありません。しかし、良好な通信を行うために以下について考慮していただく必要があります。

これらを考慮しない場合、受信率の低下や受信したパケットを識別できなくなる恐れがあるので、以下の対策をご一読ください。

スループットに対する対策

複数の送信機が存在する場合に送信タイミングが十分にランダムである場合(例えば人が操作したときに送信される場合など)は問題になることは少ないですが、短い間隔で定期的にセンサの値を送信する場合は通信の輻輳などの影響により受信機となるTWELITEが電波を受信できなくなることがあります。そのため、輻輳などによる影響を少なくするために設定の変更やアプリの改修をして下記のような対策を組み合わせて使用されることを推奨します。

定期的な送信を行う場合は送信間隔を長めに設定する

送信間隔の目安として送信機の台数*100ms 以上を推奨します。例えば、10台の送信機を使用する場合は送信間隔を 10*100ms = 1秒(1000ms)以上に設定してください。逆に1分に1度程度、データが得られれば良い場合は、60000ms/100ms = 600台 以下であれば輻輳などの影響を少なくすることができます。

送信前にランダムな遅延を入れる

TWELITEの送信前の遅延やスリープ時間をランダムにすることで、複数の送信機の電波の出力タイミングの同期や通信の輻輳などの影響を少なくすることができます。 パルアプリ、キューアプリでは標準で送信間隔を最大±10%程度ブレさせる機能があります。

通信チャネルをグループごとに分ける

通信チャネルの異なるグループを複数作成すれば、1通信チャネル当たりのスループットが増えるため、送信間隔を短くすることができます。

例:11chの受信機、18chの受信機、26chの受信機を用意し、送信機の通信チャネルを 11、18、26ch に振り分けてグループを3つ作成する。

アドレスに対する対策

個体を識別するために使用するIDやアドレスを適切に選択する必要があります。それぞれの特長を以下に示します。

デバイスID

デバイスIDはインタラクティブモードで割り振ることができるため、簡単に設定することができます。設定可能範囲は1~100で、最大接続台数は100台です。

ショートアドレス

ショートアドレスを使用する場合は約4000台まで接続することができ、ユーザがアドレスを割り振ることができます。TWELITEアプリの開発が必要です。

シリアルID

TWELITE毎に固有のシリアルIDが割り振られており、通信のアドレスとして使用するとができます。接続台数は無制限です。ユーザが割り振ることができないため、TWELITEを交換する際にTWELITEアプリやパソコンなどのソフトウェアの対応が必要な場合があります。