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無線タグ(アクティブRFIDタグ)とは?

無線タグ(アクティブRFIDタグ)は、電池駆動で能動的に電波を発信するIoTデバイスです。パッシブRFIDの数百倍の通信距離を持ち、温度・振動などのセンサー値も送信可能。物流・在庫管理・予知保全で活用が広がっています。

無線タグとは何か

無線タグは、モノに取り付けてその位置・状態・環境を無線で通知する小型デバイスです。一般的にアクティブRFIDタグとも呼ばれます。電池駆動でマイコンと無線通信機能を備え、コイン電池サイズの小型筐体に収められます。

無線タグの代表的な機能:

  • 固有ID(タグID)の発信
  • センサー値の送信(温度・湿度・加速度・振動・照度等)
  • 移動・開閉・落下等のイベント通知
  • 位置情報の推定(RSSI/LQI・三角測量)

無線タグの主な構成

  1. マイコン:制御・通信処理
  2. 無線モジュール:IEEE802.15.4等で送受信
  3. センサー:加速度・温湿度・磁気・照度等
  4. アンテナ:基板パターン or チップアンテナ
  5. 電源:コイン電池(CR2032)が一般的
  6. 筐体:プラスチック・防水・耐熱仕様

RFIDとの違い(パッシブRFIDとの比較)

「RFID」という言葉はパッシブ型を指すことが多いですが、無線タグ(アクティブRFID)とは性質が大きく異なります。

項目無線タグ(アクティブRFID)パッシブRFID
電源内蔵電池不要(リーダー電波で給電)
通信距離数十m〜数百m数cm〜数m
通信主導タグから能動送信可能リーダー側からの読取のみ
センサー搭載可能(温度・振動等)困難(電力不足)
サイズコイン電池サイズ〜シール状でも可能
コスト1個 数百〜数千円1枚 数円〜数十円
主な用途位置追跡・センシング商品識別・物流ラベル
アクティブRFIDとパッシブRFIDの動作原理の違い 無線タグ(アクティブRFID) 電池 タグ 能動送信 受信機 電池内蔵/数十m〜数百m センサーデータも送信可能 パッシブRFID リーダー 電波で給電 応答のみ タグ 電池不要/数cm〜数m リーダーからの読取のみ
図:アクティブRFID(無線タグ)とパッシブRFIDの動作原理の違い — アクティブは内蔵電池でタグ側から能動的に長距離送信でき、センサーデータも送れる。パッシブはリーダーの電波で給電され近距離で応答を返すのみ。

アクティブRFID(無線タグ)の特長

長距離通信

能動的に電波を発信するため、パッシブRFIDの数十倍〜数百倍の通信距離を実現。IEEE802.15.4の2.4GHz帯なら見通し100m以上の通信も可能です。

センサーデータ送信

温度・湿度・加速度・振動・磁気・照度など多様なセンサーを搭載でき、「位置+状態」の同時把握が可能。これがパッシブRFIDとの最大の違いです。

能動通信

リーダーの近くにいなくても、タグ側から定期的にデータを送信できる。リーダーが固定設置でも広範囲のモニタリングが実現します。

長寿命動作

適切な省電力設計により、コイン電池で数年動作が可能。TWELITE CUE は約700日、TWELITE ARIA は最長6.8年の動作実績があります。

無線タグの活用事例

物流トレーサビリティ

輸送中の位置・温度・衝撃を記録。コールドチェーン管理・薬剤輸送・精密機器輸送等で活用。

在庫管理・棚卸自動化

倉庫や工場の在庫品にタグを貼付し、リーダーで一括スキャン。棚卸時間を大幅短縮。パッシブRFIDより通信距離が長いため、奥深い棚も自動検出。

人・車両の位置追跡

工場内の作業員・車両・治具にタグを取り付け、位置を可視化。動線分析・安全管理に活用。日立ソリューションズの屋内位置把握事例参照。

設備の予知保全

モーター・コンプレッサに振動センサータグを設置し、異常振動を早期検知。ロート製薬の設備寿命予測等。

環境モニタリング

工場・倉庫・サーバールームの温湿度を多点同時計測。ノートクの農業環境センサー等。

見守り・介護

高齢者・要介護者の行動センサー、徘徊検知。ベイビッグの徘徊検知等。

イベント運営・タイム計測

マラソン大会等のタイム計測。スタート/ゴール地点のリーダーがタグを検出。

無線タグの設計要件

  1. 小型・軽量:装着の負担を最小化
  2. 長寿命:電池交換頻度を低減
  3. 堅牢性:屋外・粉塵・水・温度変化への耐性
  4. 多数同時通信:1台のリーダーで数百タグ管理
  5. セキュリティ:なりすまし・盗聴防止
  6. 低コスト:大量導入時の経済性

無線タグで使用される周波数帯

  • 2.4GHz帯(IEEE802.15.4):TWELITE採用。世界共通・小型化容易・高速
  • 920MHz帯(サブギガ):日本国内向け・長距離だが大型化
  • 13.56MHz帯(NFC):近距離高セキュリティ用
  • BLE 2.4GHz:スマホ連携が容易

2.4GHz帯と920MHz帯の使い分けは920MHz帯 vs 2.4GHz帯ページで詳述。

RFID/無線タグ市場の動向

  • 世界のアクティブRFID市場は 2030年に約800億円規模に成長予測
  • IoTセンサーノードとしての需要急増
  • AIによる位置推定アルゴリズムの高度化
  • BLE/UWBとの融合による精密測位
  • エナジーハーベスト電源との組み合わせで電池不要化

TWELITEで実現する無線タグ

モノワイヤレスは無線タグ向けの最適化されたモジュール群を提供しています。

無線タグ導入のポイント:「タグ+親機+ゲートウェイ+クラウド」の4要素が必要です。TWELITEシリーズなら全要素がワンストップで提供され、開発工数を最大80%削減できます。22件以上の活用事例もご参照ください。
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